映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が60年前のミュージカル映画作品「ウエストサイドストーリー」をリメイクしたことが話題となりました。「いきなり歌いだすからびっくりする」「なんで踊るのか分からない」と敬遠される方も少なからずいるミュージカル映画。しかし、感情をダンスと歌に乗せることで作品の世界により深く入ることができるという魅力を知ると、ミュージカル映画の虜になってしまうのです!
気分が上がる!おすすめ ミュージカル 映画4選
ミュージカル映画の醍醐味は、歌とダンスです。様々なテーマの作品がありますが、今回は春の新生活に向けて気分が盛り上がるハッピーなミュージカル 映画 おすすめ作品を4つ紹介します!
「ヘアスプレー」(2007年・アメリカ)
あらすじ
1960年代のアメリカ・ボルチモアに住むトレーシーは、ダンスとオシャレが大好きな少々太めの女子高生。憧れのテレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」に出演してダンスを披露することを夢見ていた。ある日、番組の出演オーデションが開催されると知ったトレーシーは同じく太めの母親・ドナの反対を押し切り挑戦しようと奮闘するが…。
みどころ
1988年に映画化されブロードウェイミュージカルになった作品を再度映画化した人気作品。70年代のディスコブームを巻き起こしたジョン・トラボルタが特殊メイクで大柄なヒロインの母親役を演じ話題になりました。とにかく主人公の女の子が明るくてかわいい!楽しいだけではなく、容姿や人種差別に対する社会問題も織り込まれています。カラフルな映像と躍動感あふれる歌とダンスに気持ちが高揚する王道ミュージカル映画です。
「舞妓はレディ」(2014年・日本)
あらすじ
小さなころから舞妓になりたかった田舎出身の春子は、言語学者・京野のはからいで小さな花街のお茶屋「万寿楽」で見習いとして憧れの舞妓修行をはじめる。舞踊や唄の稽古、慣れない京言葉、花街の堅苦しいしきたりに悪戦苦闘しながらも懸命に頑張る姿を歌とダンスを交えて描く成長ストーリー。
みどころ
「Shall we dance?」の周防正行監督が贈る邦画ミュージカルです。主演は今やドラマや映画に引っ張りだこの上白石萌音さん。舞台化もされたこの作品のタイトルはミュージカル 映画 名作「マイ・フェア・レディ」をもじったものとなります。笑いあり涙ありのテンポの良いストーリー展開の起点となる場面で歌やダンスが小気味よく盛り込まれていて、京都独特のやわらかい雰囲気にほっこりとした気持ちになります。
「ラ・ラ・ランド」(2016年・アメリカ)
あらすじ
女優志望のミアはオーデションに落ちて肩を落としていたところ、ふと入ったジャズバーでピアニスト志望のセバスチャンと出会う。偶然の出会いを何度か繰り返して惹かれあった二人は、デートを重ねて付き合うことに。お互いの夢を応援しながら共に過ごしていたが、ミアに訪れたチャンスは二人の別れを決断しなくてはいけないものだった。
みどころ
冒頭から引き込まれる圧倒的な歌とダンスパフォーマンスで多くの人の心を鷲掴みにし、アカデミー賞6部門を受賞した作品です。物語の流れに沿って会話をするかのように自然に歌いだすので、突然歌いだすことに抵抗のある方でも比較的入りやすいのではないでしょうか。主演二人の息の揃ったダンスは圧巻で、印象的な音楽も耳馴染み良し!切ないストーリー展開ですが、ファンタジックで後を引く心地よさがある良作です。
「天使にラブ・ソングを…」(1992年・アメリカ)
あらすじ
ナイトクラブの歌手・デロリスは、マフィアの愛人・ヴィンスの殺人現場を目撃してしまい命を狙われる。警察に保護され修道院に身を隠すことになったが、厳格なしきたりや閉鎖的な雰囲気になじめずにいた。そんな時、歌手の経験を活かし聖歌隊の指揮を任されたデロリスはやる気のないシスターたちを見事にまとめ上げ曲調をアレンジした讃美歌を歌う。それが話題を呼び人気者になるが、ヴィンスの魔の手が襲いかかろうとしていた。
みどころ
アカデミー賞女優ウーピー・ゴールドバーグのコメディエンヌとしての持ち味を最大限に活かしたこの作品は、世界中でじわじわと人気を集めロングランヒットしました。「人を呼ぶには楽しくなくちゃ」とゴスペル調の讃美歌を手拍子とダンスを交えて披露する場面は見ている人の心を楽しくさせます。シスターたちの上達ぶりや人間的な成長に、音楽のパワーはすごいなと感じられずにはいられません。元気をもらいたい時に何度でも見返したくなる名作です!
まとめ
今回は、楽しくて気持ちが盛り上がるミュージカル映画を4つ紹介しました。役者の演技だけでなく歌とダンスに感情が盛り込まれたミュージカル映画はより心に響くものがあります。ハッピーな気持ちになれる作品を観て、春の新生活をワクワクした気持ちでスタートしましょう!