沖縄県出身のラッパー・Awich（エイウィッチ）さん。2018年に開催されたヒップホップフェス「SUMMER BOMB」で、初出場にもかかわらずトリを務めるなど、その目覚ましい活躍で知名度を上げてきました。現在36歳、国内外で現役ラッパーとして活動するAwichさんは、その気さくな性格でも人気を博していますが、実は想像だにしない壮絶な過去を抱えていたんです。最愛のAwich 旦那の死、娘の存在、そしてラッパーを続ける思いとは。
Awichの基本プロフィール
- 本名：浦崎 亜希子（うらさき あきこ）
- 生年月日：1986年12月16日
- 年齢：36歳
- 出身地：沖縄県
クールな英語ヒップホップは米軍基地仕込み！
Awichさんは、小学生のときから米軍基地の英会話教室に通い、生きた英語を学んできました。当時から海外のヒップホップを好み、オリジナル曲も作っていたそうですよ。好きなアーティストのラップ歌詞を書き写したりと、その情熱は冷めることなく、高校生でアメリカ留学も経験しました。
アメリカで夫と出会う
アメリカ留学中に、のちに夫となる14歳年上の男性と出会ったAwichさんは、学業やビジネスと両立しながら彼と結婚します。2011年にはAwich 娘を授かりました。トヨミさんと名付けられた娘さんは、現在Awichさんの楽曲でラップを披露したりと、ともに活動していますよ。
フジロックのAWICHのステージに娘のトヨミちゃん(Yomi Jah)が登場した。 pic.twitter.com/ftg0OXFOLu
— ねこりゅうじ (@nekoryuji) July 29, 2022
Awich 旦那の衝撃すぎる生涯とは
Awich 旦那は「ハスラー」だった
Awich 旦那は「ハスラー」と呼ばれていたそう。ハスラーとはヒップホップ業界で使われる言葉で、意味は「ドラッグの密売人」。そう、Awich 旦那は犯罪者だったのだそう。しかし、そうとは知らずに交際し、娘を身ごもったAwichさんは、現地でトヨミさんを出産。妊娠中も、Awich 旦那は刑務所に収監されており、なかなか会えない結婚生活だったといいます。
命の危険を感じ、日本に一時帰国
Awich 旦那は、裏社会の中ではかなりの有名人だったそうで、命を狙われることもあったのだとか。そんなAwich 旦那と家族になり、自らも命の危険を感じるようになったAwichさんは、より安全な環境を求めるべく、トヨミさんを連れて日本に一時帰国します。ハスラーをしているAwich 旦那とも、価値観の違いから関係がうまくいっていなかったそうですが、少し距離を置けば関係性も改善するだろう…そんなふうに思っていたのです。
Awich 旦那がまさかの「銃殺」
Awich 旦那の死因は銃殺でした。Awichさんとトヨミさんが日本に一時帰国している間に、命を狙う何者かに殺害されてしまったのだそう。Awich 旦那は、自分が死んだら海に流してほしいと生前から言っていたそうで、Awichさんとトヨミさんは沖縄のビーチで、Awich 旦那の遺灰を海、そして広い空に散骨したのだそうですよ。
Awich 旦那「音楽を絶対にやめるな」
Awich 旦那は生前、Awichさんに「音楽を絶対にやめるなよ」と言っていたそう。そんな言葉を最後に、離れ離れになっている最中にこの世を去ってしまったAwich 旦那。Awichさんは、そんな彼の言葉を胸に、今では娘のトヨミさんとともに、パフォーマンスを続けているのだそうですよ。
まとめ
壮絶な過去をもつ、日本屈指の女性ラッパー・Awichさんをご紹介してきました。幼少期から英語、ラップ、そして音楽と運命的な出会いを果たし、今では世界的に活躍するまでになったAwichさん。今は亡き夫の言葉を胸に、明るく前向きに活動しています。今後、トヨミさんとのコラボパフォーマンスが増えていくのも、ファンは楽しみにしていることでしょう。