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デシリットルって覚えてる?子供の頃習ったけど全然使わない知識4選

デシリットルって覚えてる?子供の頃習ったけど全然使わない知識4選

小学生の時に習ってなじみ深かったものの、気が付くと全然使っていない知識ってありますよね。「デシリットル」なんて言葉はその最たる例ではないでしょうか。

今回は子供の頃習ったけど全然使わない知識について紹介します。

デシリットル

まず初めに紹介するのは、体積の単位であるデシリットルです。主に水の量を表す単位として馴染み深いのではないでしょうか。デシリットルの具体的な量ですが、1リットルの10分の1が1デシリットル、また1ミリリットルの100倍が1デシリットルです。500ミリリットルのペットボトル飲料は要するに5デシリットルなのですが、「5デシリットルのペットボトル」なんて言われているのは見たことがありませんよね。

デシリットルの実用性

小学校では二年生ぐらいの頃に使用されるデシリットル。まだ小数点を習っていないため、0.5リットルのかわりに5デシリットルと表現する、といった具合なんですね。また豆や穀類を小売りする際には2デシリットルが販売の基準とされているようです。元々尺貫法ベースの計量単位を使っていたものの、計量法の施工によりそちらが使えなくなり、1合に比較的近い2デシリットルが販売基準として日の目を浴びたのですね。

インチ

続いて紹介するのは、インチです。ヤード・ポンド法の長さの計量単位であり、1インチは25.4㎜、つまり2.54㎝と正確に定められていますよ。インチとセンチだと圧倒的にセンチの方が使われていますよね。元々インチは男性の親指の幅に由来する身体尺だったと考えられており、「親指幅」とも呼ばれていたようです。日本においてはヤード・ポンド法の計量単位であるインチを公式に使用することは、計量法上特別の場合を除いて禁止されていますよ。

円周率

続いて紹介するのは円周率です。円の直径に対する円周の長さの比率のことであり、数学定数の一つです。物理学や工学といった科学の様々な理論の計算式にも登場する、最も重要な数学定数とも言われていますが、小学校ではとりあえず「3.14」ないし「3」と教えられ、そういうものだと受け止めて計算を行なってきましたよね。中学以降では「π」なんて字に置き換えて計算したりもしたでしょうか。なぜ「3」になるのかといった疑問は晴れることなく、そういった分野に進まなければよくわからない概念として頭の片隅に残り続けているのでは?

ポートボール

続いては、少し趣向を変えて「小学校で行なわれて、ルールも覚えたけどその後全くやらないし見ないスポーツ」について紹介します。それがポートボール、多くの小学校の体育の授業で行われていたと思うのですが、どうでしょう?2組のチームが互いの得点を競う球技で、得点の仕方は「台の上に立つ自チームのゴールマンに向けてボールを投げ、ゴールマンがそれをキャッチする」というもの。細かなルールは様々ですが、主に24m×14mのコートで行なわれ、プレイヤーは1チームにフィールドプレイヤー5人、ガードマン1人、ゴールマンが1人の7人。フィールドプレイヤーがゴールを狙い、ガードマンがそれを阻止、ゴールマンは味方のシュートをキャッチする役割ですね。

実はバスケットボールの代替種目だった

ポートボールは大阪府堺市発祥のスポーツです。先述のルールを見ると「バスケットボールと似ている」と思う人も多いかもしれませんが、実はポートボールは費用的な理由などでバスケットゴールを設置できない学校のために考案されたスポーツなんですって。小学校卒業以降はポートボールと縁遠くなるのも、そういう理由からなんですね。とはいえ、バスケットゴールがあったうちの小学校でも体育の授業でポートボールしましたけどねぇ。

最後に

今回は子供の頃習った全然使わない知識について紹介しました。

後々になって使わなくなってしまうことは色々ありますが、それらにも教わる意味は確かにあるのですね。